巨人痛っ 再び5位転落…丸22号&3打点、中田初4番弾2打点も 1点リードの8回平内2失点

[ 2022年8月12日 21:22 ]

セ・リーグ   巨人5―6広島 ( 2022年8月12日    東京D )

<巨・広>8回、西川に同点適時二塁打を許し、汗を拭う平内(撮影・河野 光希)
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 巨人が1点リードの8回に5番手・平内が2失点で逆転を許し3連勝ならず。広島との“直接対決”に敗れ再び5位に転落した。

 自身初の連勝を期して先発した堀田は、初回に連続四球から西川に2点適時二塁打を浴び先制を許す。その後は気迫の投球で3イニングを無失点に抑えた。

 打線は初回に2失点を失ったその裏に、丸の22号2ランですぐさま同点に追いついた。21歳右腕の粘りのピッチングに応えるように、3回には2回に気迫のスライディングキャッチを見せた丸が中前に勝ち越し打。続く中田が巨人での4番1号となる14号2ランを放ち3点にリードを広げた。

 しかし5―2の5回。堀田は再び四球から崩れた。無死一、三塁から秋山の左犠飛とマクブルームの適時二塁打で1点差に詰め寄られ堀田は105球4四球4失点で降板。2番手・今村が1死二塁のピンチをしのぎ1点リードは守った。

 6回を赤星、7回を高梨が無失点に抑えて迎えた8回。5番手・平内が先頭のマクブルームに右前打で出塁されると広島ベンチは曽根を代走に送った。続く西川の左翼線を破る二塁打で一走・曽根が一気に生還。ついに同点に追いつかれた。坂倉の二ゴロで西川が三塁に進塁し1死三塁に。小園の中犠飛で勝ち越しを許した。

 逆転を許した8回の攻撃では先頭の中田が3安打目のヒットで出塁も6番・岡本和が捕邪飛に倒れるなど得点は奪えず。9回は相手守護・栗林に代打・石川、代打・ウォーカー、吉川が3者連続三振に抑えられ連勝は2でストップした。

 悔しい敗戦の試合後、原辰徳監督(64)は、4番・中田の活躍について「そうですね。見事ですね」と称える一方、6番に下げた岡本和にことごとくチャンスの場面が回ってくることに「そうそう。もう、そういうものなのよ。どこにいようがね」と話した。そして4打数無安打、2三振という結果に「まあ、流れとしてはいい流れで来ているわけだからね」と自ら壁を打ち破っていくしかないと語った。

 ▼丸 追い込まれていたので(中田)翔につなぐ気持ちで食らいついていきました。勝ち越せて良かったです。

 ▼中田 丸のタイムリーで良い流れで打席に入ることができました。いい感触で打つことができました。

 ▼堀田 全ての失点が四球がらみだったので、しっかりと反省をして次につなげられるようにしたい。

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