【甲子園】愛工大名電・山田“超遅球”に舌ペロリ「タイミングをずらす感じ」

[ 2022年8月12日 16:11 ]

第104回全国高校野球選手権大会・2回戦   愛工大名電6ー5八戸学院光星 ( 2022年8月12日    甲子園 )

<愛工大名電・八戸学院光星>8回から登板した愛工大名電・山田(撮影・藤山 由理)
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 愛工大名電の3番手・山田空暉(3年)が魔球を披露し、甲子園を沸かせた。

 8回からマウンドに上がった右腕は9回2死、相手の3番打者・中沢恒貴(2年)が打席に入ると、初球、大きな山なりのスローカーブを投じた。測定不能の超遅球ながら、捕手の構えたミットにきちんと収まり、球審の手が上がって判定はストライク。その瞬間、山田は舌をペロリと出して笑みを浮かべた。

 中沢には左前打を許したものの後続を断って延長10回も抑えるなど、3回2安打無失点の好救援で、チームのサヨナラ勝利を呼び込んだ。

 試合後、山田はスローカーブを投じた理由を「練習試合からたまに使うんですけど、バッターがめちゃくちゃ打ってやろうという時にスローボールで1球外してタイミングをずらす感じで投げてます」とニヤリ。好救援でのサヨナラ勝利に「県大会と違う球場の雰囲気で球場が大きいのもあるんですけど、捕手が近く見えて投げやすかったです」と笑みを浮かべた。

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2022年8月12日のニュース