落合博満氏“育ててみたい岡本和”「打ち方変えればもっと打つ」理想の4番への期待と“現在地”

[ 2022年8月12日 17:00 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が12日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。新企画「落合博満が現役選手の連続P(写真)をのらりくらり解説!」と題して、日本球界を代表する打者の打撃フォームをオレ流の視点で分析。第2弾は巨人の岡本和真内野手(26)について語った。

 以前、“育ててみたい打者”に岡本和の名前を上げたことがある落合氏。第1弾の山川に続き、アッパースイングに注目した。「どうやってもこうやってアッパーで打っちゃうのかねぇ。昔は、バットを振り下ろした手って肩のラインから上がっちゃいけないって教え方だったんだ」と、自身が考える理想のフォームとの“ギャップ”を語った。

 岡本和にとって「巨人の4番」の先輩でもある落合氏。1994年から1996年までの3年間で4番を務め、2度のリーグ優勝をけん引した。「(自身とは)タイプが違う。ましてこれだけ体が大きくなかったから。だから(アッパースイングは)体が大きい人の特徴なのかな。体に恵まれてないってのは、いかにしてそのボールを効率よく打とうっていうふうに考えるものなんでね。だからこれだけの体があって技術があったら言うことはないんだと思うけれども」と、岡本和のポテンシャルに大きな期待を寄せた。

 また、2年連続2冠の実績を称え「だから打ち方を変えればもっと打つんじゃないのかなとは思うけどね。もうちょっと確率が上がってくるんじゃないのかなと思うけども。まあ打ってる間はそうは変えようとは思わないはず」と話し、「自己流でしょ。誰かに教わったって打ち方ではないと思う。これで教わったっていうんだったら、何を教えたんだよってふうになっちゃうよ(笑い)。だからこの打ち方が彼には合ってるってことなんでしょ。徐々に変化はしていくとは思う。でも見えない変化だよ。気がつかないような次元の話」と、独特の表現で岡本和の現状を分析した。
 

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