偉大なプホルスは448投手から本塁打 ボンズの持つメジャー記録を抜く450人斬りなるか!?

[ 2022年8月12日 09:42 ]

本塁打を放ち、生還したカージナルス・プホルス(AP)
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 今季限りでの現役引退を表明しているカージナルスのアルバート・プホルス内野手(42)が10日(日本時間11日)ロッキーズの左腕オースティン・ゴンバーから6回にソロ本塁打。これはプホルスがメジャーで448人目の投手から打ったもので、これまでバリー・ボンズが持っていた449人のメジャー記録を更新するチャンスが見えてきた。11日、MLB公式サイトが報じている。

 通算687本のプホルスが今年、ボンズの通算762本を抜くのは不可能。しかしボンズの449人切りは射程距離内だ。プホルスが一番多く本塁打を打ったのはカブスなどで投げた右腕ライアン・デンプスターで8本。日本人投手からはダルビッシュ有、大家友和から3本、黒田博樹、岩隈久志、石井一久から2本、菊地雄星、マック鈴木から1本と7人からマークしている。キャリアの長さを物語っており、石井現楽天監督から打ったのが02年、菊地からは19年だった。

 プホルスが球史に残る偉大な打者であるのは言うまでもないが、様々な打者の通算記録で1位なのは実は一つだけ。不名誉な併殺打421個で、2位はカル・リプケンの350である。塁打数は6118塁打の3位で、1位のハンク・アーロンが6856、2位のスタン・ミュージアルが6134。打点も2176点の3位で、1位アーロンが2297、2位ベーブ・ルースが2214。長打数も1384本の3位で、1位アーロンが1477、2位ボンズが1440。犠飛は121個で4位タイ、1位はエディ・マレーの128、2位はリプケンの127、3位はロビン・ヨーントの123である。敬遠数は316個の2位で、1位はボンズの688である。

 シーズン残り2か月を切って、他の記録でトップに立つのは難しい。だが450人斬りは可能だ。11日(日本時間12日)の試合は出なかったが、カージナルスはあと51試合。あと2人増やし、偉大なキャリアにもう一つ勲章を付け加えて欲しい。

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