下関国際 先発・古賀「“託したぞ”と伝えました」救援・仲井と零封リレーで初戦突破

[ 2022年8月12日 04:02 ]

第104回全国高校野球選手権第6日・2回戦   下関国際5―0富島 ( 2022年8月11日    甲子園 )

<富島・下関国際>6回2死、投手交代となり、下関国際・古賀(右)にマウンドを託される仲井(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 勝った喜びよりも悔しさが残った。下関国際のプロ注目左腕・古賀康誠(3年)は5回2/3を無失点で、8強に進出した18年以来4年ぶりの初戦突破に貢献。それでも「立ち上がりから良くなくて、初回から球数が多かったのが反省点です」と振り返った。

 5四死球を与え、毎回走者を背負う苦しい展開だったが、130キロ台後半の直球とスライダーを織り交ぜて得点は与えず。6回2死満塁のピンチを招いて降板したが、遊撃の守備からマウンドに上がった仲井慎(3年)が無失点に切り抜け「“託したぞ”と伝えました。仲井が抑えてくれて良かった」と完封リレーを完成させた右腕に感謝。坂原秀尚監督は「もうちょっといいところでスイッチしてあげたかったが、追加点を取った後だったので」と継投の理由を説明した。

 6番・赤瀬健心(3年)が4安打2打点をマークするなど、計5得点で打線の援護にも恵まれた。昨春選抜は高崎健康福祉大高崎(群馬)との初戦で救援したが5回1/3を4失点でチームも敗れた。悔しさの残った聖地のマウンドで勝利をもたらしたが「自分で勝たせたいと思っていた。(次戦は)テンポ良くチームに流れが来るような投球をしたい」と意気込んだ。

続きを表示

2022年8月12日のニュース