ロッテ5連勝 16日にも球団51年ぶりM点灯!レアードの千賀撃ち決勝打を呼んだ「2分51秒」

[ 2021年9月15日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ3―1ソフトバンク ( 2021年9月14日    ペイペイD )

<ソ・ロ>8回、勝ち越し打を放ちガッツポーズをし喜ぶレアード(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 ロッテは14日、ソフトバンク戦に勝利。5連勝(1分け挟む)で首位をキープした。レオネス・マーティン外野手(33)が発熱で欠場する中、1―1の8回2死満塁でブランドン・レアード内野手(34)が決勝の2点二塁内野安打を放つなどチーム一丸で白星を奪取。最短では16日にもチーム51年ぶりとなる優勝マジック「26」が点灯する。

 真剣を持って対峙(たいじ)するような緊張感だ。1―1の8回2死満塁。レアードにも焦りはあった。5球続いた千賀の宝刀フォークでフルカウントとなり「何が来るか読めない」と打席を外した。

 打席に戻ると再びにらみ合い。千賀が間合いを嫌ってプレートを外した。頭には「(四球で)歩かせたくはない。直球だろう」という考えが浮かぶ。ペナントを左右しかねない瞬間に球場は静まり返る。重い空気に耐えかねた捕手の甲斐がマウンドに向かった。考える時間を与えられ、助っ人の思考が変わる。「この状況は投手に重圧がかかる。気負わず何が来るか待とう」。肩の力を抜き、泰然自若でバットを構えた。

 5球目が投じられてから実に2分51秒後。投じられた6球目は直球でもフォークでもなかった。柔軟に外寄りカットボールに反応。打球は千賀の足元を抜ける。二塁手の三森に好捕されたが全力で内野安打とした。2者が生還。笑顔がはじけた。井口監督も「レアードが低め(のフォーク)を何とか見逃しながら頑張ってくれた」と称えた名勝負。5連勝(1分け挟む)で2位のオリックスに最大の3ゲーム差をつけた。

 鮮やかな勝利もベンチ裏は慌ただしかった。チームトップ25本塁打のマーティンが発熱し「特例2021」で出場選手登録を抹消。濃厚接触の可能性があったエチェバリアもベンチ入りメンバーに名を連ねながら試合途中までホテルで待機した。PCR検査でマーティンの「陰性」が確認されると球場に駆けつけ6回に遊撃守備から出場。すぐに1死一塁で魅せる。リチャードの中前に抜けそうな二遊間の当たりを好捕して一塁走者を二塁で封殺。チームを救った。

 マーティンの代役で4番を務め、結果を残したレアードは「いい雰囲気。今やっていることを継続することが大事」と言った。昨年はソフトバンクと優勝を争いながらシーズン終盤の10月にコロナ禍で失速し、2位ながら14ゲーム差をつけられた。選手もファンも同じ思いはしたくない。

 16日にも1シーズン制では70年以来51年ぶりのマジック「26」が点灯する。「26」は「ファンのための番号」で欠番とする特別な数字。ファンとともに夢へのカウントダウンをスタートさせる。(君島 圭介)

 ≪点灯ならM26≫パは首位のロッテが勝ち、2位のオリックスが敗退。2位以下で自力優勝の可能性を残すのは、オリックスだけとなり、早ければあす16日にもロッテに優勝へのマジックナンバーが点灯する。条件はロッテがソフトバンクに連勝もしくは1勝1引き分け。その間にオリックスが2連敗することでM26が出るがどうか。

 ▽ロッテの昨季コロナ禍 ソフトバンクと優勝を争っていた10月4日、岩下のコロナ感染が判明。球団は同日の西武戦後、1軍首脳陣、選手、スタッフらのPCR検査を行い、同6日に荻野、角中ら1軍の7選手を含む11人の感染を発表した。計13人の集団感染となり本拠を置く千葉市はクラスターと認定。濃厚接触者も含め22人の選手の入れ替えが必要となった。その後、同18~24日に6連敗、27~30日に4連敗など大失速。2位ながら14ゲーム差をつけられた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「中田翔」特集記事

2021年9月15日のニュース