ソフトバンク 自力V再消滅 エース千賀で痛恨3連敗も工藤監督あきらめん「逆転のチャンスある」

[ 2021年9月15日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1-3ロッテ ( 2021年9月14日    ペイペイD )

<ソ・ロ17>8回2死満塁、レアードに勝ち越し適時内野安打を打たれぼう然とする千賀(撮影・岡田 丈靖)
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 エースでも勝てないのか…。ソフトバンクは14日、首位ロッテに1―3で逆転負けし自力優勝の可能性が再び消滅した。千賀滉大投手(28)が1―1の8回、レアードに勝ち越し2点打を浴びた。自己最多タイの14三振を奪ったが、今季最多134球は実らなかった。ロッテとはついに7・5ゲーム差となりチームは3連敗で今季ワーストの借金2。中5日でエースをぶつけての敗戦は痛すぎる。

 目で追えないほどの鋭い打球は、千賀が腕を振り抜いた直後に右足の下を通過していった。1―1の8回2死満塁。レアードに、フルカウントから5球連続フォーク後に選んだ126球目のカットボールを叩かれた。二塁手・三森が横っ跳びで止めたが走者2人が生還した。

 「先制してもらったにも関わらず、追い付かれてしまった。長い回、球数を投げることはできたが、逆転を許してしまい、大事なところで粘ることができませんでした。次の登板で、取り返したい」

 決勝打の直前、1死満塁では中村奨をフォークで空振り三振。19年4月12日楽天戦に並ぶ自己最多14三振を奪ったが力投は報われず、1球に泣いた。今季最長8回、最多134球を投げて6安打3失点。自己ワーストの10失点を喫した7月6日に続いて、同じ相手に後半戦で初黒星となる今季2敗目。雪辱は持ち越しとなった。

 それでも工藤監督は2戦連続の中5日登板で試合をつくった右腕を称えた。7回終了後に8回の続投を直訴され、了承した。「気力、体力を中5日でつくって挑んでね。気持ちを球に込めて“何としてもゼロで”という思いを感じた。点は3点。僕の中では、納得の点数です。ナイスピッチング」

 ただ、援護は初回先頭・牧原大のソロ本塁打だけ。追加点を取れなかったことは悔やまれる。指揮官は「いつも言っていますが、チャンスでもう1本が出れば苦労はないです」と苦笑した。首位ロッテとの3連戦で初戦を落とし、今季2度目の自力優勝消滅となった。チームは3連敗。残り31試合でロッテとのゲーム差は今季最大を更新する7・5差まで開いた。

 それでも指揮官は、絶対にあきらめない。選手を鼓舞し続けた。「勝敗はベンチの責任。選手は100%の力を出して結果を出すだけ。このゲーム差は届かないかといえば、まだまだ。まだまだ逆転のチャンスはあると思っている。ここからがホークスの本当の戦い」。まずは、カード残り2試合を勝たなければ、かすかな火も消えてしまう。15日先発するスチュワートのプロ初白星で、ムードを変えたい。(井上 満夫)

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