巨人・坂本「苦しい中で少しでも貢献できて良かったです」 2打席連発&9回同点打、3安打4打点大暴れ

[ 2021年9月15日 22:07 ]

セ・リーグ   巨人7―6DeNA ( 2021年9月15日    東京D )

<巨・D>サヨナラ犠飛を放った岡本和(下)に飛びつく坂本 (撮影・森沢裕)
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 巨人の坂本勇人内野手(32)がDeNA戦(東京D)で中越え14号2ラン、右越え15号ソロと2打席連発を含む3安打4打点の大活躍。チームを勝利にけん引した。

 「3番・遊撃」で先発出場した坂本は0―3で迎えた4回、無死一塁で入った第2打席で相手先発右腕・大貫が1ボールから投げた2球目、真ん中付近に入ったスライダーをバックスクリーンへ叩き込んで1点差。これが坂本にとって8月24日の広島戦(東京D)以来19試合ぶりの一発となると、2―4と再び2点差となって迎えた6回には先頭打者として入った第3打席で大貫の投じた初球の外角低めスライダーを今度は右翼スタンドへ。2打席連発の15号ソロで、再び1点差とした。そして、4―6と2点を追って迎えた9回には代打・八百板の中前適時打で1点差とし、なおも1死満塁で迎えた第5打席で守護神・三嶋から左前へ同点適時打を放ち、計4打点。続く主砲・岡本和の左犠飛でサヨナラ勝ちとなる劇的勝利を演出した。

 3人が呼ばれたお立ち台にまず最初に上がった坂本は「最近本当に苦しい戦いが続いていて。選手みんなで何とか勝ちたいと思ってやってるんですけどね。なかなか結果っていうのがついてこなくて。きょう何とか一つ勝てたんで。いい勝ちだったと思います」とホッとしたように笑みを浮かべ、スタンドからは大きな拍手。1本目の本塁打については「ちょっと上がり過ぎたんで、入らないかなと思ったんですけど。打ち方が良かったんでいい角度で飛んでくれました」とし、2本目については「今年やっぱり…もっとね。チームにバッティングの方で貢献したいと思ってやってるんですど。なかなかチームを助けるホームランだったりっていうのを打ててなかったんで。こういうね、苦しい中で少しでも貢献できて良かったです」と振り返った。

 守備でも6回にソトの痛烈な三遊間への打球をダイビングキャッチして遊直に仕留めるなど攻守で輝きを放った頼れるキャプテン。今後に向けては「もう残りね、すごい少ないんで。僕たち選手は1試合1試合何とか勝つっていう気持ちだけで残りの試合、頑張っていきたいと思いますのでこれからもご声援お願いします」とファンにメッセージを送った。
 

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