楽天・早川が3カ月ぶり8勝目「長い長いトンネルだったけど…」 三度目の正直で宮城に投げ勝つ

[ 2021年9月15日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天4―1オリックス ( 2021年9月14日    楽天生命 )

<楽・オ>8勝目を挙げた早川(撮影・白鳥 佳樹)
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 もがき、苦しんで手にした8勝目。楽天・早川にとっては6月6日の広島戦以来、約3カ月ぶりの白星だ。本拠地での勝利は4月25日以来でもあり「長い長いトンネルだったけど、周囲の支えがあって打開できた。感謝したい」とかみしめた。

 8回途中まで単打5本の1失点。4回1死まではパーフェクトに抑えた。3―0の6回に宗の強い打球が右足を直撃するアクシデントもあったが、なお2死一、三塁ではT―岡田を初球の145キロ直球で中飛。最速149キロの直球と110キロ台のカーブで緩急も交え強力打線を封じた。

 三度目の正直だった。新人王を争う宮城とは過去2度の投げ合いで2連敗。同じ左腕で緩急や制球力を駆使した投球スタイルなど共通点は多い。しかも相手左腕は投げ合った2試合で計16イニング無失点という無双状態。言葉にはしないがリベンジの思いは強く「優勝の可能性もあるので負けられない試合。初戦に勝てば勢いに乗れると思った」と振り返った。

 チームは3連敗中で、2位との直接対決の初戦。あえて全ての重圧を背負い込んでマウンドに上がった。プロ入り前も、大事な試合で自らに重圧をかけて成長につなげた。大学4年の秋季リーグ戦。優勝のためには1敗もできない早慶戦の初戦で5安打1失点、15奪三振の完投勝利。2戦目も1点ビハインドの8回から登板して胴上げ投手になった。「勝負の世界にいる以上、プレッシャーをはねのける精神力が必要だと思う」。早川にとって普遍の哲学でもある。

 6月下旬にはコンディション不良で2軍降格も経験した新人左腕が完全復活を遂げた。打線も宮城(楽天生命)で宮城を初めて攻略し、2位・オリックスとのゲーム差を2に縮めた。「まだ可能性はある。勝ち続けて逆転優勝を目指す」と早川。残り31試合。ただひたすら、上を目指す。(重光 晋太郎)

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