巨人・戸郷に遠い9勝目 2試合連続で初回3失点も粘投、7回4失点 81日ぶり白星ならず

[ 2021年9月15日 20:02 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2021年9月15日    東京D )

<巨・D>3回を投げ終え、大城(左)と話しながらベンチに戻る戸郷 (撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 巨人の3年目右腕・戸郷翔征投手(21)がDeNA戦(東京D)に先発登板。2試合連続で初回に3点失うなど7回5安打4失点で降板し、6月26日のヤクルト戦(神宮)以来81日ぶり、自己最多タイとなる今季9勝目をまたも逃した。

 5回7安打3失点で降板した9日(横浜)から中5日で、同じDeNAとの対戦。その試合では今季初スタメンマスクの岸田とバッテリーを組んで初回にオースティン、宮崎から2者連続アーチを浴びるなど3点を失ったが、この日は大城とのバッテリーでまたも初回から捕まった。柴田の右翼線二塁打と2四球で2死満塁のピンチを招くと、ソトにこの回3つ目となる四球を与えて押し出し。1点先制を許した後で牧に左前適時打され、さらに2点を失った。

 2回は先頭の相手先発投手・大貫も四球で塁に出したが、桑原を併殺打に打ち取り、無失点。3回も無失点で切り抜けたが2死から宮崎に2打席連続四球を与えるなど安定せず、3回で球数は72球を数えた。4回は先頭・牧にまたも初球を打たれて左翼線二塁打とされ、伊藤光には左前打で無死一、三塁。それでも後続を抑えてこの回も何とか無失点で終えると、その裏には坂本が19試合ぶりの一発となる14号2ランをバックスクリーンへ叩き込んで1点差となった。直後の5回を3者凡退に仕留めた戸郷だったが、6回に牧からバックスクリーンへ18号ソロを被弾。その裏、坂本が2打席連発となる15号ソロを放って再び1点差にしてもらうと、7回を3者凡退で抑え、その裏に代打が出て降板となった。

 投球内容は7回で打者30人に対して122球を投げ、5安打4失点。4三振を奪い、与えた四球は5つだった。

 戸郷は後半戦初登板となった8月15日の中日戦(東京D)で4回まで完全投球を見せながら5回に初安打を許すと連打で失点、さらに3連続四死球と乱れて2失点で降板。勝利投手の権利まで「あと2人」で9勝目を逃した。同21日のDeNA戦(東京D)は6回まで2安打1失点好投も1―1と追いついてもらった直後の7回途中に2失点して今季5敗目。同28日の中日戦(バンテリンD)では8回2安打1失点と好投するも打線の援護に恵まれなかった。9月3日の阪神戦(甲子園)では5回まで完全投球を見せながら7回に追いつかれて降板、7回途中5失点で今季6敗目。9日のDeNA戦(横浜)は初回に2者連続アーチを浴びるなど3点を失ったが、その後は無失点。チームは9回に3点差を追いついてドローに持ち込んだ。

続きを表示

2021年9月15日のニュース