頭部死球に負けず! 阪神・中野 次打席で闘魂タイムリー「何とかチームに勢いを」

[ 2021年9月15日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4-4ヤクルト ( 2021年9月14日    神宮 )

<ヤ・神19>7回、中野は中前適時打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 鉄人ばりの「闘魂タイムリー」だ!阪神・中野が3点を追う7回、反撃のノロシを上げる中前適時打を放った。

 「やっぱり雰囲気もなかなかよくない状況ではありましたし。何とかチームに勢いをもたらすために、自分が還してやろうという気持ちがあった」

 無死二塁で迎えた第4打席。フルカウントから石山の147キロ直球を中前へはじき返した。チームは序盤から2度の満塁機を逃すなど重苦しい展開が続いていたが、その流れを変えた一撃だった。

 勝利への執念を見せた。5回先頭ではスアレスの3球目、150キロ直球が後頭部付近に直撃。トレーナーと北川打撃コーチに寄り添われ一度はベンチへ下がったが、その後もひるむことなくプレーを続行し、反撃の1点をたたき出した。08年5月7日の巨人戦、後頭部に死球を受けた次打席で本塁打を放った東北福祉大の大先輩・金本知憲氏をほうふつさせる躍動ぶりだった。

 「当たった場所的に頭というのはあったんですけど、自分としても大事な戦いですし。もうプレーができないという気持ちは持っていなかったですし、この後もやってやろうという気持ちはあった」

 打つだけではない。9回には先頭・山田のボテボテのゴロをランニングスローでアウトにする好守も披露。試合後、頭部死球を受けた患部ついては「今のところは全然大丈夫かと思います」と力強かった。

 攻守にわたる活躍に矢野監督も「最近、いいつなぎをね。バントだっていいバント決められているし、ショートは負担というか、やること多いんで。いろんなところで、あいつが絡んでくれているのはあいつの自信になるんじゃないかと思う」と評価。もはや、欠かすことのできない存在だ。(須田 麻祐子)

 ▽頭部死球→次打席の一撃 08年5月7日、阪神・金本が巨人戦3回に3回に木佐貫から後頭部に死球を受け、約3分間もうずくまっていたが、プレーを続行。次打席の6回に門倉から右越えのソロを放った。

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