阪神・岩崎に静岡県民栄誉賞 侍ジャパンで金に貢献 卓球・水谷&美誠らとともに

[ 2021年8月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神8ー2DeNA ( 2021年8月24日    京セラD )

<神・D(19)>試合前練習で笑顔を見せる岩崎(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 阪神の岩崎優投手(30)が24日、出身の静岡県の県民栄誉賞を受賞することが決まった。静岡市出身の左腕は侍ジャパンの一員として東京五輪で金メダルを獲得。県民に希望と活力を与えたとして磐田市出身の卓球・水谷隼、伊藤美誠両選手らとともに同賞を贈呈される。

 岩崎は球団を通じて「静岡県民栄誉賞に選んでいただいて大変光栄に思います。自分が県民栄誉賞をいただける日が来るとは思ってもいませんでした」とコメント。驚きとともに喜びを表現し、「地元のみなさんが応援してくれているということを聞いて力になりましたし、これからも静岡のみなさんに良いニュースを届けることができるように、精いっぱい野球に取り組んでいきます」と、さらなる恩返しを誓った。

 プロ入り後も、年始は地元で始動。近年は同郷の高橋と景勝地・三保の松原へ足を運び、富士山をバックに走り込みを行うのが定番だ。また、今季から静岡市清水区の児童福祉施設や保育園などに登板試合数に応じた金額分の玩具を寄贈する社会貢献活動もスタート。五輪前には「静岡はサッカーが有名なので、こんな野球選手もいるんだなと思ってもらえたら」と小さな野望も口にしていた。栄えある勲章を弾みに、次はリーグ優勝に貢献する。(遠藤 礼)

 ▽静岡県県民栄誉賞 広く静岡県民に敬愛され、明るい希望と活力を与えることに顕著な業績があった人物に贈られる。これまでバルセロナ五輪金メダリストの岩崎恭子(水泳)、アテネ五輪金メダリストの水鳥寿思(体操)、パラリンピック4大会連続メダリストの河合純一(水泳)、ノーベル物理学賞受賞者の天野浩氏、ノーベル生理学・医学賞受賞者の本庶佑氏、ノーベル化学賞受賞者の吉野彰氏が受賞。今回、岩崎とともに水谷隼(卓球)、伊藤美誠(同)、渥美万奈(ソフトボール)、山崎早紀(同)に贈呈される。

続きを表示

2021年8月25日のニュース