長崎商エース城戸、サヨナラ敗退も笑顔で終戦「みんなで強くなっていけた」

[ 2021年8月25日 19:54 ]

第103回全国高等学校野球選手権   長崎商5―6神戸国際大付 ( 2021年8月25日    甲子園 )

<神戸国際大付・長崎商>延長10回(神)2死満塁、サヨナラ負けを喫するも笑顔の長崎商・城戸(撮影・大森 寛明)
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 長崎商は69年ぶりの8強進出を逃した。エースの城戸悠希投手(3年)は先発し、4回2/32失点で降板。5―5の9回から再登板したが、1死満塁の大ピンチ。7番・栗原琉晟(3年)には3ボール、ノーストライクと崖っぷちに追い込まれたが、「ストライクでもボールでも関係なく腕を振ろう」とカウントを立て直し、空振り三振。続く坂本陽飛(3年)を右飛で抑え大ピンチを脱出した。「素直にうれしかった。バッター頼んだぞという気持ちがありました」と話した。

 10回に大坪迅(2年)の左越え適時三塁打でチームは勝ち越したが、2死二、三塁で城戸は逆転のサヨナラ打を浴びた。悔しい結果にはなったが「みんなの力を出せた試合だった。1試合1試合みんなで強くなっていけた。笑顔で終わろうと思った」と涙は見せなかった。

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