明徳義塾・代木「馬淵監督から『エースの意地を見せろ!』と言われた」 奮起して完封&先制ソロ!

[ 2021年8月25日 13:15 ]

第103回全国高校野球選手権 3回戦   明徳義塾2-0松商学園 ( 2021年8月25日    甲子園 )

<松商学園・明徳義塾>2回1死、明徳義塾・代木は右越えソロを放ち、馬淵監督にガッツポーズもつれない表情(撮影・井垣 忠夫)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第12日は25日、甲子園球場で3回戦が行われ、2大会連続出場の明徳義塾(高知)が4年ぶり出場の松商学園(長野)を2―0で下した。

 エースの代木が投打で輝いた。打っては2回1死、右翼ポール際に先制ソロ。松商学園の先発・栗原の136キロ直球を力強く打ち返した。その後、チームは6回の4番・加藤のソロで1点を加点するに留まったが、この日の代木には十分だった。投げては130キロ台のストレートに得意のカットボールを絡めて、凡打の山を築く。7回に2死一、三塁と一打同点のピンチを招いたが、6番・金井を遊ゴロに仕留めて脱出。相手打線をわずか3安打に抑え、堂々の完封だった。

 代木は「監督から『エースの意地を見せろ!』と言われて気合を入れた。コーナーに丁寧に投げることを心掛けました」と振り返る。ここまでの2試合でも先発していたが、1回戦は6回途中、2回戦は5回途中で降板。反省点を踏まえ、「この2日間ほどでフォームを修正し、低めを突くピッチングに変えた」と明かし、「そのあたりが良かったのかなと思います」と笑みを浮かべた。

 馬淵史郎監督も「1回戦、2回戦は投げ急いで、思うように腕が振れてなかったけど、きょうは良かったですね」と満足顔。「カウントを取りに行くストレートもスピンがかかっているような気がしたし、崩れそうになかった。7回以降は吉村と考えていたが、球数も少ないし、あの調子なら最後まで行けるかなと思って行かせた。よく投げてくれました」と称えた。
 
 チームは5年ぶりの準々決勝進出。02年以来、19年ぶりの日本一も決して夢ではない。

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