盛岡大付 終盤の反撃及ばず 関口監督はエース渡辺を称賛「今回のMVPです」

[ 2021年8月25日 19:32 ]

第103回全国高校野球選手権 3回戦   盛岡大付4-7近江 ( 2021年8月25日    甲子園 )

<盛岡大付・近江>3回から登板した盛岡大付・渡辺(撮影・大森 寛明)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第12日は25日、甲子園球場で3回戦が行われ、4年ぶり出場の盛岡大付(岩手)は3大会連続出場の近江(滋賀)に4-7で敗れた。

 常にリードを許す展開の中、盛岡大付は粘りを見せた。5点を追う8回、無死二、三塁から6番・新井の中犠飛で1点を返す。さらに9回、2番・南の中前適時打で3点差とすると、さらに2死一、二塁で6番・新井。一発が出れば同点の場面をつくったが、惜しくも空振り三振に倒れ、ゲームセットとなった。

 関口清治監督は「3対2に追い上げた後、次の1点を取れなかったのが痛かった。相手の山田投手に振り切られました」と振り返る。この日は2試合連続で完封していた渡辺をベンチスタートとしたが、結果的に3回途中から最後まで投げ切る展開に。「渡辺の負担を少しでも軽くしようという狙いだったんだが、結果として長いイニングを投げてもらうことになってしまった。渡辺は大会を通して出来過ぎぐらいの投球でした。今回のMVPですね」とエースを全力で称えた。
 

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