巨人・原監督「ゲームを作り直した」とリリーフ陣絶賛 大江が2回途中から早め救援、5投手が無失点

[ 2021年8月25日 21:47 ]

セ・リーグ   巨人5―3広島 ( 2021年8月25日    東京D )

<巨・広>広島に連勝しスタンドに手を振り引き揚げる原監督(撮影・会津 智海)
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 逆転でのリーグ3連覇を目指す巨人は主砲・岡本和の勝ち越し31号2ランで最下位・広島を5―3で下して2連勝。3カードぶりとなる勝ち越しを決め、貯金を今季最多タイの14とした。

 巨人は通算6度目の先発でプロ初勝利を目指した21歳右腕・直江が初回に1点先制を許すなど、自己最短の1回1/3で6安打3失点KO。だが、通常はあまりイニングをまたがないことが多い2番手左腕・大江が2回2/3、3番手左腕・高梨が2回を投げ、ともに無失点に抑える好投。畠、中川も1回ずつを無失点でつなぎ、最後は守護神・ビエイラが無安打投球で5月3日の広島戦(マツダ)から29試合連続無失点とし、2012年に高木京介がマークした球団記録に並んだ。

 大江は2回、1死一、二塁で直江をリリーフしてわずか2球で3番・小園を三ゴロ併殺打に料理。4回までを1安打無失点で封じた。試合後、大江について聞かれた巨人の原辰徳監督(63)は「流れが相手にいってる時っていうのはね、リリーフというのは難しいですけども、あのダブルプレー、それと2イニングですね。ゲームを作り直したというんでしょうかね。大江のいいところが出ましたね」と賛辞。2回途中に大江を投入、5回には高梨と早めのリリーフ陣投入となったが、中川の復帰が大きいのでは?の問いに「そういうことですね。まさにそういうことですね。あのイニングで逆算から入るのは非常に難しいことなんですけど、本当に大江、高梨がね、作ってくれましたね」と喜んだ。

 そして、是が非でも勝ちにいくんだという指揮官の思いが詰まった盤石継投の後は打線が奮起。「まあ、偶然ではないでしょうね。そういうものがある種、確率が上がるというかね。すべて守備力、ピッチャーの投球と守りでしょうね」とご満悦だった。

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2021年8月25日のニュース