157キロを1球で仕留めた巨人・岡本和「どさくさにまぎれて打ったろうかなーみたいな」スタンドわかす

[ 2021年8月25日 21:24 ]

セ・リーグ   巨人5―3広島 ( 2021年8月25日    東京D )

<巨・広>岡本のTシャツをかぶった球団職員(右)とみこしを担ぐ岡本(撮影・久冨木 修)
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 巨人の主砲・岡本和真内野手(25)が広島戦(東京D)で勝ち越し&決勝の31号2ランを含む3安打3打点の大活躍。チームを3カードぶりの勝ち越しと今季最多タイの貯金14へと導いた。

 3―3で迎えた8回、1死から3番・丸が右前打で出塁。続いて打席に入った岡本和はこの回から登板した広島の3番手、MAX165キロ右腕のコルニエルが投じた初球、高めの157キロ直球を左中間スタンドへ叩き込んだ。再びリーグ単独トップに躍り出る31号。まさに値千金の一撃となった。

 試合後、お立ち台に上がった岡本和はまず1点差に迫る3回の右中間二塁打について「追い込まれてたんで何とか次のバッターにいい形でつなげるように食らいついていこうと思ってました。何とか抜けてくれて、勇人さん(坂本)もホームまでかえってくれたんで、はい。感謝してます」と一塁から激走して本塁生還を果たした坂本に感謝しつつコメント。そして、8回に打った値千金の勝ち越し2ランについては「丸さんが打ったんで、まぁ、ちょっと初球、どさくさにまぎれて打ったろうかなーみたいな」と、いつもお立ち台で“岡本様”いじりをする先輩の名前を出して笑いを誘った。

 「狙ってはなかったんですけども、とにかく初球からガンガン振っていこうと思ってたんで。その結果がホームランになってくれて良かったなと思います」。これで31本塁打、87打点。逆転でのリーグ3連覇はもちろん、個人的には2年連続2冠のタイトルに向けてもひた走る。「もっと打てるように頑張ります」としつつも「そこまで数字は意識してないので。1試合1試合チームに貢献できるように頑張っていきます」とし、今後どこまで数字が伸びるのか?目標を上方修正することは?と聞かれると「過度な期待は持たないでください」とニヤリ。キャリアハイはともに2018年の33本塁打、100打点だが「結果的に超えれればうれしいですし。でも、あまり意識することなく1打席1打席大事にしたいなと思います」と改めて気を引き締めた。

 また、ダイヤモンドを一周して戻ったベンチでは、出迎えた仲間とともに神輿をかつぐ“わっしょい”ポーズも披露した。「初めてやったら、どうやってやるんかなーみたいな。難しかったです。あれは僕はやらないように…はい。他の人が打った時にやる係。自分が打ったらやりません」となぜかキッパリ。それでもインタビュアーに今後の“わっしょい”ポーズ継続を期待されると「えぇ…練習しときます」と話していた。

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