ヤクルト・川端 家族パワー!代打で連敗4で止める殊勲打 奥さんの地元で躍動

[ 2021年8月25日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト2-1中日 ( 2021年8月24日    静岡 )

<ヤ・中>7回2死二塁、三塁への適時内野安打を放つ川端(撮影・吉田 剛) 
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 縁の深い静岡で、勝負強さを発揮した。同点の7回2死二塁、ヤクルト・川端が代打で登場。4球目。外角球にバットを合わせ、高く弾んだ打球は三塁手のグラブをはじいた。二塁走者の中村が生還。チームの同球場での連敗を4で止める殊勲打になった。

 「絶対還してやろうと。奥さんの親戚が来てくれたみたいで、打ててよかった」。今日香夫人(37)は静岡出身。草薙での打率は・455となった。今季代打で47打数17安打、打率・362、12打点。高津監督も「簡単な役割じゃない。チャンスで結果を出すのはさすが」と称えた。

 23日、全国高校女子硬式野球選手権大会の決勝が甲子園で初開催された。妹・友紀さん(32)は栃木のエイジェック女子野球部のコーチ兼内野手。市和歌山商時代はソフトボール部だった。「妹ももしそういうのがあれば、高校で野球をやりたかっただろうなと。今からでも始まってくれて、よかったと思います」。家族の存在を感じながら、川端が優勝争いの大きな力になる。(青森 正宣)

 ≪山田も好相性だ!会心同点二塁打≫ヤクルトの山田も静岡でまた打った。0―1の4回1死二塁から、左中間フェンス直撃の同点二塁打。もう少しでスタンドインの会心の一打に「最初のチャンスが回ってきて、同点に追いつくことができてよかった」。18年7月9日には草薙でサイクルヒットを達成。6回にも中前打を放ち、草薙球場では通算打率・519となった。

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