長崎商・西口監督 サヨナラ負けも奮闘称える「ゲームを捨てずに、あきらめずに粘った選手をほめたい」

[ 2021年8月25日 17:25 ]

第103回全国高校野球選手権 3回戦   長崎商5-6神戸国際大付 ( 2021年8月25日    甲子園 )

<神戸国際大付・長崎商>延長10回サヨナラ負けしガックリとベンチに戻る長崎商ナイン(撮影・後藤 正志)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第12日は25日、甲子園球場で3回戦が行われ、5年ぶり出場の長崎商(長崎)は4年ぶり出場の神戸国際大付(兵庫)に延長10回、5-6でサヨナラ負けを喫して、8強進出を逃した。

 延長10回に勝ち越しながら、直後に悔しいサヨナラ負け。それでも西口博之監督は晴れ晴れとした表情で選手を称えた。

 「最後までゲームを捨てずに、あきらめずに粘った。うちの野球をやってくれた選手たちをほめたいです」

 同点の9回には、5回途中で降板していた先発の城戸が再登板。1死満塁の大ピンチを背負った上、打者・栗原の場面ではカウント3-0と“1球の失敗も許されない”状況に陥った。それでもカウント3-2まで追い込んでから空振り三振を奪うと、8番・坂本も右飛に仕留め、延長戦に持ち込んだ。西口監督は「特に9回の凌いだ場面、粘りの野球はうちの持ち味です」とエースを称えた。

 5年ぶりの夏は16強で終わったが、「野球部101年の歴史の上に新たな歴史の1ページをつくることができました」と笑み。最後まであきらめない姿勢を聖地に示し、胸を張って長崎に帰る。

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