来秋ドラフト候補が意地見せた 高松商・浅野 聖地初アーチで高校通算35号「いいスイングができた」

[ 2021年8月25日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権3回戦   高松商3ー5智弁和歌山 ( 2021年8月24日    甲子園 )

<高松商・智弁和歌山> 6回1死、高松商・浅野が左中間へソロ本塁打を放つ (撮影・亀井 直樹)
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 来秋ドラフト候補に挙がる高松商の浅野翔吾は51年ぶりの8強こそ逃したが、確かな足跡を残した。6回1死、1ボールから甘く入ったスライダーを左翼席へ高校通算35号となる聖地初アーチ。打った瞬間、確信のガッツポーズも飛び出した。

 「一番納得した当たり。狙っていたスライダーに対して、いいスイングができた」

 屋島中では55本塁打を放ち、U15侍ジャパンに選ばれた世代注目の右の強打者。東京五輪で金メダルを獲得した鈴木誠(広島)や山田(ヤクルト)の打撃から「右手で強く押し込む意識」を反復練習した成果を発揮した。

 試合後のオンライン取材中に長尾健司監督から「やるよな。やると言ってます」と異例の主将指名を受けた。「強くなって戻ってくる」。新主将としての誓いだった。(鈴木 光)

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2021年8月25日のニュース