岡本和、中田、ウィーラー、松原…巨人は好守連発 原監督ニンマリ「まだ私はムチを入れませんが」

[ 2021年8月25日 22:05 ]

セ・リーグ   巨人5―3広島 ( 2021年8月25日    東京D )

<巨・広>3回、岡本の適時二塁打で生還した坂本を迎える原監督(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 逆転でのリーグ3連覇を目指す巨人は3―3で迎えた8回に主砲・岡本和の勝ち越し31号2ランが飛び出し、最下位・広島を下して2連勝。3カードぶりとなる勝ち越しを決め、貯金を今季最多タイの14とした。首位・阪神が敗れたためゲーム差が2から1に縮まり、引き分けに終わった3位・ヤクルトとのゲーム差は0・5から1に開いた。

 巨人は随所で好守も目立った。先発右腕・直江は2回途中3失点で降板したが、2回に2点を失った直江がなおも無死二塁で打席に野間を迎えた場面では一塁への痛烈なライナーを中田が好捕。3―3で迎えた7回には、代打・安部の右前へ抜けそうな当たりをこの回から左翼→一塁へと守備位置を変えていたウィーラーがダイビングキャッチして一ゴロに仕留めた。

 8回に岡本和の勝ち越し2ランが出て5―3で迎えた9回にはビエイラが2死から菊池涼を四球で歩かせたが、代打・長野の右翼への大きな飛球は松原がジャンピングキャッチしてゲームセット。初回には1死一、三塁で鈴木誠の三ゴロに三走・野間が本塁に走ったが、これを岡本和が間一髪のタイミングで本塁へ返球してアウトに仕留めるなど守備でも安定したところを見せた。

 試合後、巨人の原辰徳監督(63)は「非常に緊張感あるゲームだったと思います。残りもそうそう多くないというところにね、1人1人のエンジンもかかりつつあると。まだ私はムチを入れませんが。非常にいい緊張感の中で試合に臨んでくれて、戦ってくれていると思います」と満足そうだった。

続きを表示

2021年8月25日のニュース