攻撃も詰めが甘く…日本ハム 9回に3点差追いつかれ引き分け

[ 2021年8月25日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム3―3ロッテ ( 2021年8月24日    札幌D )

3点を守れず同点を許した日本ハム・杉浦(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムは抑えの杉浦が3―0の9回に3点を失い、2連勝を逃した。1点差の9回に4四死球で追いつかれた20日の楽天戦に続き、後半戦2度目のセーブ機会失敗となった。

 先頭・藤岡に初球ストレートを中前に運ばれ、続く田村にもストレートを三塁線突破の二塁打にされて4球で1点を与えた。安田、岡を連続三振に斬ったが、あと1死が奪えない。荻野の左中間二塁打で1点差。藤原に四球を与えて3番・中村奨に回すと、右前へ同点の適時打を浴びた。栗山監督は「クローザーを出したら信じるだけ。しっかりと勝ち切れるようにやります」と必死に前を向いた。

 60球程度と予定していた先発・バーヘイゲンを4回無失点で下げ、5回から継投。指揮官が「ピンチを背負いながら、みんなよく粘り切ってくれた」と話すように、8回を3人で抑えたB・ロドリゲスを除く井口、宮西、堀は得点圏で踏みとどまった。特に6回の宮西は1安打2四球で2死満塁。何とか藤岡を左邪飛に仕留めた。不振で勝ちパターンの継投から外れていたプロ野球最多ホールドの鉄腕が5月18日楽天戦以来、約3カ月ぶりの通算365ホールド目を記録した試合だった。

 杉浦は誤算に違いないが、攻撃も詰めが甘かった。5回1死一、二塁では二塁走者の西川がけん制死。7回1死三塁で西川が打ち上げた右邪飛は犠飛になる可能性があったが、走者の清水はタッチアップしなかった。栗山監督は「まだまだやるべきこと、このメンバーでやれることがいっぱいある」と話した。

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2021年8月25日のニュース