日本航空 エース・バデルナが力尽く… 初の8強進出はならず

[ 2021年8月25日 11:10 ]

第103回全国高校野球選手権 3回戦   智弁学園7-1日本航空 ( 2021年8月25日    甲子園 )

<日本航空・智弁学園>整列後、笑顔も見せた日本航空・バデルナ(左)=撮影・河野 光希
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 第103回全国高校野球選手権大会の第12日は25日、甲子園球場で3回戦が行われ、13年ぶり出場の日本航空(山梨)は2大会連続出場の智弁学園(奈良)に1―7で敗退。初の8強進出はならなかった。

 1点リードで迎えた6回、エース・バデルナが捕まった。無死満塁のピンチを招くと、併殺の間に同点とされ、さらに三ゴロ失策で決勝点を許した。続く7回もマウンドに上がったが、1死二塁からタイムリーを浴びたところで無念の降板。初戦が完封、2戦目も完投とチームを引っ張ってきたバデルナだが、連戦の疲れもあったのか、智弁学園打線の前に力尽きた。

 豊泉啓介監督は「相手がスライダーを狙ってきた中で、いろんな引き出しを出して、いい投球をしてくれた。最後は何とか継投で…と思ったが、しのぎ切ることができませんでした」と悔しさを見せつつ、エースを称えた。

 一方の打線は初回に1点を挙げたが、2回以降は調子を取り戻した智弁学園の先発・小畠の前に凡打の山。2点を追う8回、ようやく無死一、二塁のチャンスをつくったが、8番・山本が併殺、代打・中西が三振に終わり、得点にはつながらなかった。

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