帯広農、昨秋関東王者・健大高崎下す 4番が執念のスクイズ エース井村は6回1失点

[ 2020年8月16日 14:41 ]

2020年甲子園高校野球交流試合   帯広農4―1健大高崎 ( 2020年8月16日    甲子園 )

<健大高崎・帯広農>先発登板する帯広農・井村(撮影・後藤 正志)
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 新型コロナウイルスの影響で中止となった今春センバツに出場予定だった32チームによる「2020年甲子園高校野球交流試合」5日目が16日、甲子園球場で行われた。第2試合は、投打がかみ合った帯広農(北海道)が健大高崎(群馬)を4―1で下し、甲子園初勝利を挙げた。

 帯広農は2回、2死満塁のチャンスで、9番・谷口(2年)がしぶとく右前へ運び、2点を先制。1点差に迫られた直後の3回表には、1死三塁から4番・前田(3年)が執念のスクイズを決め、再びリードを2点に広げた。

 5回には、相手先発左腕・下(3年)に代わり、2番手でマウンドに上がった長谷川(3年)も攻略。安打と犠打で1死二塁の好機を作ると、2番・佐伯が中前適時打。貴重な追加点をもぎ取った。

 主将で先発エースの井村(3年)は、毎回走者を出したものの、打たせて取る投球で相手打線を翻ろう。粘りの投球で6回6安打1失点に抑えた。

 健大高崎は、1得点と打線が振るわず。昨秋の関東大会覇者としての力を見せつけることが出来なかった。

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