巨人・直江　2軍戦で初勝利、5回無失点に阿部2軍監督「持っているものはすごい」

イースタン・リーグ   巨人8―2ヤクルト （ 2020年8月16日    ジャイアンツ ）

　巨人・直江大輔投手（20）が5回2安打無失点で、イースタン・リーグ初勝利を挙げた。

　高卒2年目右腕は、4回まで1安打投球。5回2死二、三塁の場面で、右手親指のマメがつぶれ、一度ベンチに下がるも、再びマウンドへ。最後は武岡を三邪飛に打ち取り、勝ち投手の権利を手にした。

　ここ2戦で計12失点と打ち込まれ「弱気になっていたので、阿部2軍監督と杉内2軍コーチから『もっと鬼になれ』とアドバイスをいただき、今日はその言葉を胸にマウンドにあがりました」と気合十分で登板。「持ち味のドュクシ投法（声を出しながら投げる）もでき、ある程度実践できたと思います。今日の投球を最低でもできるように、今後はより一層、気持ちを入れて頑張ります」と汗を拭った。

　阿部2軍監督は「持っているものはすごい。一昨日（14日）のブルペンで“メンタル面が大事だぞ”と言った。こちらからの要望に応えてくれたし、内容のある初勝利」と評価した。