磐城・渡辺監督「憧れの甲子園 楽しく采配ができた」

[ 2020年8月16日 06:40 ]

2020年甲子園高校野球交流試合   磐城3―4国士舘 ( 2020年8月15日    甲子園 )

<国士館・磐城>選手を集め指示を送る磐城・渡辺監督(中央)
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 磐城の“特別な夏”が終わった。21世紀枠でセンバツ切符をつかみ、甲子園交流試合に出場した磐城は、国士舘(東京)に3―4で逆転負け。それでも、木村保前監督(50)の魂のノックを受けた岩間涼星主将(3年)らが、部訓である「Play Hard」の精神を聖地で体現した。

 4月から指揮官を引き継いだ渡辺純監督(38)は、「うるっときた。最後の甲子園でノックを打っていただいて後輩としても非常にうれしかった」と磐城野球部の先輩でもある木村前監督のノックを見つめた。

 選手としては経験できなかった聖地の土を、指揮官として踏んだ。「憧れの甲子園で楽しく采配ができた」。東京王者相手に1点差の接戦を演じたナインを「本当に猛攻に耐えてくれた」と称えた。「生徒が木村先生から持ってきてくれたものを、逆に私が教えられたかなと思う」。渡辺監督も「Play Hard」の精神を胸に刻んだ。

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2020年8月16日のニュース