帯広農、創立100周年に刻む甲子園初勝利 前田監督「生徒を褒めてあげたい」

[ 2020年8月16日 15:29 ]

2020年甲子園高校野球交流試合   帯広農4―1健大高崎 ( 2020年8月16日    甲子園 )

<健大高崎・帯広農>先発登板する帯広農・井村(撮影・後藤 正志)
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 新型コロナウイルスの影響で中止となった今春センバツに出場予定だった32チームによる「2020年甲子園高校野球交流試合」5日目が16日、甲子園球場で行われた。第2試合は、帯広農(北海道)が健大高崎(群馬)を4―1で下した。

 投打がかみ合い、甲子園初勝利。「元気よく、熱中症に負けず、コロナに負けずに戦おうっていうことで、それを合言葉に戦いました」という一戦を振り返った前田監督は「生徒を褒めてあげたいですね」と選手たちを称賛。好投した主将で先発エースの井村(3年)についても「言うことなし」と称えた。

 井村は「最後は笑顔で終われてよかったです」と声を弾ませ、「甘い球もあったんですけど、緩急をつけたり、コントロールを途中から修正できた」と6回6安打1失点のピッチングを振り返った。帯広農は今年で創立100周年。「自分たちの力だけで、ここまで来られたわけではないので、たくさんの方々への感謝を忘れず、ありがとうございますっていう言葉を少しでも伝えらたらなって思います」と周囲への感謝も忘れなかった。

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