磐城・木村前監督 涙拭い特別措置7分ノック感激「時が止まっているような感じ」

[ 2020年8月16日 05:30 ]

2020年甲子園高校野球交流試合   磐城3―4国士舘 ( 2020年8月15日    甲子園 )

<国士館・磐城>試合前のノッカーをつとめた磐城・木村前監督(中央)(撮影・大森 寛明)
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 磐城(福島)の木村保前監督は涙を拭いながらバットを振った。「どんな立場であっても子供たちをサポートできたことがうれしい。(7分間は)時が止まっているような感じだった」。そして「まさかこんな形で自分が同じユニホームを着て、立てるなんていうことも考えられなかった」と話すと涙が流れた。

 試合は磐城ナインがいた一塁側ベンチ上方から見守り「精いっぱい子供たちの持ち味を出して、粘り強く我慢強くプレーした。最後までよく頑張った」と称えた。岩間涼星主将(3年)は「保先生の魂のこもった一球一球で最高の準備ができた。自分たちもそれに応えて最後まで笑顔でやり抜こうと思った」と感謝した。

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