桐生第一 中森に食らいついた 「球速以上の直球、スライダーは消えた」

[ 2020年8月16日 13:55 ]

2020年甲子園高校野球交流試合   桐生第一2―3明石商 ( 2020年8月16日    甲子園 )

<高校野球交流試合 明石商・桐生第一>9回2死三塁、桐生第一・川端は中前適時打を放ち、雄たけびをあげる(撮影・坂田 高浩)
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 昨秋公式戦で8試合72得点と強打を誇った桐生第一打線が中森に食らいついた。

 1番に座った飯塚一樹内野手(3年)は「ストレートはテレビで観てて速いって知ってた中で打席に入った」。3回にはこの日最速の150キロを投げ込まれ「凄く速くて勢いがあった。今までに見たことがないボールだった。ストレートは球速以上に伸びている気がする。低めのボールと思い、見逃すとベルトくらいのストライクになった」と話した。  6回は空振り三振し「低めのスライダーが下に消えた。コンパクトに逆方向に打とうと思ったが、打てなかった」。

 9回に意地の中前適時打を放ったのは途中出場の川端琉真外野手(3年)。初球に来た内角への144キロを気合いで振り抜いた。「対戦が決まってからずっと打席に立ちたいと思っていた。初球をああいう形で打てて嬉しかった。思い切って振っていった結果」と汗をぬぐった。「低めだと思ったが、下から伸びてくるようなボールだった。上から思いっきり叩いてやろうという意識でいったら抜けてくれた」と振り返った。

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