桐生第一 エース宮下悔し6回2失点 それでも「これからもこのスタイルでやっていく」

[ 2020年8月16日 13:39 ]

2020年甲子園高校野球交流試合   桐生第一2―3明石商 ( 2020年8月16日    甲子園 )

<高校野球交流試合 明石商・桐生第一>明石商に敗れ、ベンチ前に整列する桐生第一ナイン(撮影・坂田 高浩)
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 桐生第一は明石商に1点差まで詰め寄ったが惜敗した。

 エース左腕の宮下宝投手(3年)は、剛速球が武器の明石商のエース中森俊介(3年)の投げ合いとなる中、緩急で勝負。内角高め、外角低めの際を突ける持ち前の制球力で丁寧な投球が光った。「1回から5回までいろんな球種で的を絞らせない投球ができた」。間合いを長くとるなど投球以外にも工夫。ドラフト候補の来田涼斗外野手(3年)に対しては3打席の対戦で内野安打1本に抑えるなど許した6安打はすべて単打。長打を1本も許さなかった。

 6回のピンチでは相手のスクイズを阻止したが、直後の5番・井上隼斗内野手(3年)に2点適時打を許した。「相手が中森君でなかなか点がとれないことはわかっていた。1点もやっちゃいけないという気持ちだったが粘りきれなかったのが悔しい」。6回2失点で降板。2番手の蓼原慎仁投手(3年)に託した。

 150キロをマークした中森に対し、最速は130キロに満たなかった。それでも「大学で野球を続けたい。このピッチングスタイルは変えることなくやっていく」と手応えをつかんでいた。

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