“頼むぞ”阪神・藤浪 2年ぶりカード初戦先発&685日ぶり勝利 地元大阪で今度こそ!

[ 2020年8月14日 05:30 ]

<阪神投手指名練習>   キャッチボールで調整する藤浪   (撮影・成瀬 徹) 
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 阪神の藤浪晋太郎投手(26)が2年ぶりにカード初戦の先発を任され、13日は甲子園球場での投手指名練習に参加して最終調整を終えた。14日の広島戦で迎える今季4度目の登板。68 5日ぶりの白星を目指すとともに、チームにとって5カードぶりの初戦勝利へ向けた重責も背負った。前回対戦での逆転満塁被弾を反省として胸に刻み、勝負どころでの踏ん張りをテーマに設定した。

 藤浪は脳裏に残る“悪夢”を既に原動力に変換していた。前回対戦を冷静に自己分析した上で、明確な課題を設定した。

 「前回はコントロールに苦しんでいるところでピレラ選手に一発を浴びてしまったので同じミスはしないようにしたいですし、中心となる堂林選手や鈴木選手の前にランナーをためないように意識を持っていきたい」

 今季初登板だった7月23日の広島戦はプロ入りからの歩みを象徴するような浮き沈みの激しいマウンドだった。5回まで2安打無失点の力投で2点リードを死守。勝利投手の権利を手にして迎えた6回に暗転した。1死一塁から連続四球で塁を埋め、2死後にピレラに初球の154キロ直球を捉えられ、右越え被弾。一振りでひっくり返され、勝利の女神にそっぽを向かれた。

 同じ失敗をしている限りは勝利には届かない。プロ通算50勝の右腕にとっては百も承知のことだ。約3週間ぶり再戦へ「かき乱してきたり、つながるとやっかいな打線なので余計なランナーを出さないように、出しても要所で粘れるようにしたい」と意気込んだ。

 先発ローテーションが再編され、中8日でカード初戦が巡ってきた。3連戦の先陣を託されるのは18年6月15日の楽天戦以来。未勝利とはいえ、“重責”を担うだけの立場に戻ってきた証拠だ。チームとしても直近4カード連続で初戦を落としているだけに勢いづける快投が求められる。

 先のDeNA3連戦で5カードぶりに勝ち越した矢野監督も「状態も上がってきている選手もいる。京セラからヨシいくぞというところは、この勝ち越しでできた」と関西に戻っての再進撃を宣言。背番号19にかかる期待は大きい。

 難所でいかに踏ん張れるか。過去3度の登板では得点圏被打率・450。「得点圏でいかに我慢できるか、踏ん張れるかになってくるので、落ち着いて投げることができれば」。京セラドームでの登板は18年4月6日以来で、勝てば15年3月29日以来、5年ぶり。地元・大阪で今度こそ勝って笑いたい。 (遠藤 礼)

【藤浪の今季登板】
 7月23日 ●2-4広島戦(甲子園)
 357日ぶりに1軍登板し、6回0/3で103球を投げて4失点で敗戦投手。5回まで無失点に抑えて一度は勝利投手の権利を得ながら6回ピレラに満塁弾を浴びた。

 同30日 ●0-6ヤクルト戦(神宮)
 7回115球を投げて4失点(自責1)で敗戦投手。最速148キロのスプリットを効果的に使って10三振を奪い、18年4月20日の巨人戦以来の2桁奪三振を記録した。

 8月5日 ●1-4巨人戦(甲子園)
 8回113球で4失点(自責1)。6回の投ゴロ失策からの失点が響いて敗戦投手になった一方、巨人・原監督に「非常に手ごわいピッチャーが戻ってきた」と言わせた。

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