赤星憲広氏 近本打てば虎はもっと乗れる!好投手にはセーフティーの構えも大事

[ 2020年7月10日 05:45 ]

セ・リーグ   阪神2-1巨人 ( 2020年7月9日    甲子園 )

<神・巨(4)> 6回無死、近本は二ゴロに倒れる(撮影・大森 寛明)
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 【赤星憲広 視点】あとは近本の復調を待つだけですね。4番の大山が好調で、ボーアが決勝弾。7回からは岩崎、スアレス、藤川で逃げ切りました。さらに1番を打つ近本の出塁が増えれば、得点パターンができ、チームとして勝つ形はもっと整っていくと思います。

 この日は一度も出塁はできませんでした。メルセデスが素晴らしいボールを放っていたので、ヒットが打てないのは仕方のないことだと思います。しかし、それでも近本には他にやれることがあります。この試合でいえば、同じテンポで気持ちよく投げ込んでくるメルセデスのリズムを崩しにいく姿勢が見たかった。

 0―0が続く展開で、巨人バッテリーは絶対に足の速い選手を出したくありません。例えばセーフティーバントの構えを見せるとかして、淡々と抑えられている流れを変えられる一人だと思います。

 他球団には、あまりセーフティーバントをやってくるとは思われていません。外野の頭を越す、時には柵越えまである力強い打球を打てるので、こういう競った試合展開では、より効果はあると思う。いまは数字も出ていないのでヒットを打ちたい気持ちはよく分かります。決して、バットにちょこんと当てる持ち味を消すような打撃をしてほしくないのですが、試合を動かせる、流れを引き寄せられる力が自分の足にはあることを知ってほしいですね。

 中軸の調子が上がっていけばいくほど、相手はその前を打つ選手たちの出塁を防ぎたいと思うもの。2番の糸原がファウルで粘る姿勢が出てきて、その結果2安打しました。あとは1番の近本が求められる役割を果たしていければ、一気に打線が爆発する可能性が出てくるはずです。

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