神戸での巨人VSヤクルト戦は雨天中止 有観客初戦に無念も関西出身若手ベーラン対決でスタンド沸かす

[ 2020年7月10日 18:43 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2020年7月10日    ほっと神戸 )

<巨・ヤ>ウィーラーのユニホームを着てパフォーマンスする岸田(撮影・村上 大輔)
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 有観客での“開幕戦”となった10日、ほっともっと神戸で予定されていた巨人―ヤクルト戦は開始を遅らせた末、降雨のため中止となった。

 新型コロナウイルス感染予防のため6月19日の開幕から無観客試合が続き、この日からようやく観客が入ったが、その初戦で無念の中止。だが、雨の中でプレーボールを待っていたファンを喜ばせようと、若手によるサプライズでの“パフォーマンス勝負”が披露された。

 まずは、兵庫県出身で報徳学園時代に甲子園出場も果たした巨人の3年目・岸田行倫捕手(23)が自身の「38」ではなくウィーラーの「48」を背負ったユニホームで颯爽と登場。ホーム付近に立ってスタンドに手拍子を要求すると、打席付近でスイングするマネをしてから元気よく一塁ベースへ向かって走り出した。岸田は一塁ベースを回ると本塁打を確信したのか、右手を高々と突き上げてダイヤモンドを一周。最後はヘッドスライディングで豪快にホームへ滑り込んだ。

 だが、これだけでは終わらない。そっちはどうするんだと言わんばかりにヤクルトベンチにもパフォーマンスを要求。これに大阪出身で、履正社で甲子園出場を経験している3年目・宮本丈内野手(25)が応じた。どしゃ降りの雨の中、2人でひそひそと打ち合わせをした後、宮本が一塁ベース方向から、岸田が三塁ベース方向から逆走する形でベースランニング対決。最後はわずかに岸田が勝利を収めると、両軍ベンチとスタンドは大盛り上がりだった。

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