楽天“恐怖の2番”大地、満塁V撃「気持ち勝ち」止まらん12試合連続安打!

[ 2020年7月10日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天9―1ソフトバンク ( 2020年7月9日    ペイペイD )

<ソ・楽3>5回1死満塁、左中間に勝ち越し2点適時二塁打を放つ鈴木大(撮影・岡田 丈靖)
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 月並みではあるが、楽天・鈴木大を表現する最適な言葉は「恐怖の2番」しかない。1―1の5回1死満塁。冷静に配球を読み、狙いを直球に絞った。2ボール1ストライクからバンデンハークが投じたのは150キロの外角直球。快音が響いた。左中間を破る決勝2点二塁打。チームを2連勝へと導いた。 試合結果

 「速い直球を打とうと思っていた。どうやって打ったというより“気持ち勝ち”した。みんながつないだチャンスだったので」

 移籍1年目で早くも「犬鷲打線」のキーマンだ。6月25日の日本ハム戦から2番に固定。そこから12試合連続安打、4試合連続マルチ安打をマークしている。安打数28本はリーグトップで打率・378はリーグ2位。さらに得点圏打率は18打数9安打で同僚の浅村、島内と並ぶリーグトップタイの・500だ。

 勝負強さの要因は基本に忠実な打撃だ。鈴木大は「ボール球を振る回数が少ない。低めを我慢して、良いカウントにしてから打つ。初歩的なことだけど、しっかりやれている」と自己分析する。5回の決勝打もボール球を見逃して有利なカウントをつくり、甘い球を強振したものだった。

 プロ入りから抱く強い危機感。「結果を出さないと試合に出られない世界。(楽天も)周りがたくさん打っていて、置いていかれたくないという緊張感がある」。その思いは今季は全員が共有する。適時打を放った5回は1死から普段は控えの足立、小郷、小深田が3連打で好機を演出。主力の危機意識にもつながり、12球団トップのチーム打率・299、総得点117という破壊力を生んでいる。

 チームは2連勝で首位を堅守。貯金は今季最多の8で、鈴木大自身も打率・378となったが「まだ始まったばかり。意識はしていない」と表情を引き締める。結果に一喜一憂はしない。だからコンスタントに快音を響かせることができる。(重光 晋太郎)

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