宮崎梅田学園、初のJABA1大会2勝 決勝トーナメント進出に望み

[ 2019年4月18日 21:02 ]

社会人野球・JABA岡山大会 予選Bブロック   宮崎梅田学園 4―3 NTT西日本 ( 2019年4月18日    倉敷マスカット )

 <宮崎梅田学園・NTT西日本>4―3で勝利し、ハイタッチする宮崎梅田学園ナイン
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 歴史的勝利にナインが沸いた。宮崎梅田学園がJABAの1大会でチーム初となる2勝目を挙げ、20日の決勝トーナメント進出に望みをつないだ。大塚健司監督は「ワンチャンスだけでしたが、よく逆転してくれました」とナインを称えた。

 初回に1点を失ったが、得意の集中打で逆転した。2回に四球と安打でつくった1死一、二塁から5連打で4得点。3回以降は両軍無得点が続き、9回に2ランで1点差まで迫られたが、なんとか逃げ切った。

 全国大会での敗戦が大きな糧となっている。昨秋の日本選手権に創部13年目で初出場。1回戦で今秋ドラフト上位候補に挙がる河野竜生投手擁するJFE西日本に3安打完封負けを食らった。

 「ウチは打線のチームだと言っていたし、自信を持っていたのに全く打てなかった。かなり落ち込みました」(大塚監督)

 その試合でチーム初安打を放った上原も「河野選手から打てて自信になったが、0点で終わった悔しさが大きかった」と振り返る。また打てないかもしれないという不安を打ち消すかのように、チームで決めた「バッティングの日」には1000スイングをこなした。16日のシティライト岡山戦は、敗れたものの完封負け目前の9回に1点を奪い、17日のJR西日本戦では0―2の9回に4点を奪って逆転勝ちした。

 打線のチームになるのは、社業にも関係がある。母体の宮崎梅田学園は、自動車教習所を運営。選手は自動車学校の職員として、社業である教習と野球を両立させている。繁忙期は年度末の2、3月と学生の夏休みにあたる8、9月。その間は選手も11時間の社業に従事し、全体練習ができない。自主練習は人数をかける守備よりも、個人でできる打撃が多くなる。今回の岡山大会に備えた全体練習を始められたのも、4月に入ってから。犠打を一度も試みなかったのは「練習していないバントでミスするよりも、打ってミスする方がいいから」(大塚監督)という理由もあった。

 バントがない以上、全力で振るだけだ。一塁コーチを務める中武主将が言う「センターに引っ張れ」というアドバイスは、球を引きつけて強く振り切れという意味。結果として振り遅れ気味になるが、力がなければファウルになり、力があればフェアゾーンへ飛ぶ。チーム9安打のうち、7本がセンターから逆方向だったのもうなずける。

 宮崎梅田学園が決勝トーナメントに進出する条件は、19日のJR西日本―シティライト岡山戦でJR西日本が勝利すること。仮に進めなかったとしても、今回の2勝で選手が自信を深めたことだけは確かだ。

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