「逆転の広島」戻った!9回に巨人粉砕 菊池同点打 石原V撃

[ 2019年4月18日 05:30 ]

セ・リーグ   広島5―4巨人 ( 2019年4月17日    熊本 )

巨人に勝利し笑顔を見せる石原(右)と菊池涼(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 広島は17日の巨人戦で、2点劣勢の9回に菊池涼介内野手(29)の同点適時打、石原慶幸捕手(39)の勝ち越し適時打で、今季2度目の逆転勝利を飾った。2連敗で止めて、開幕から6カード連続の負け越しを阻止。過去に優勝例のない借金9が目前に迫る絶体絶命からの逆転星で、王者の本領を見せつけた。

 若手、中堅がつないで、チーム最年長が決める。憎いほどに粘っこい赤ヘル自慢の全員野球が帰ってきた。殊勲の石原は言う。

 「先発の(野村)祐輔も無駄な失点をしなかった。みんなでやる、これがカープの野球」

 両リーグで過去に優勝例のない借金9を目前にした瞬間に「逆転のコイ」が目覚めた。2点を追う9回、巨人の守護神クックから野間、安部の連打で無死一、三塁とし、西川の一ゴロの間に1点差。さらに1死一塁では、菊池涼の3球目の暴投を見逃さず、一塁走者・田中広が三進する好走塁もあった。菊池涼は、カウント3―1からの直球を右中間に運ぶ同点の適時打二塁打で望みをつないだ。

 延長も見据え、7回の守備から途中出場した石原がそのまま打席に向かう。「次につないで粘って粘ってという気持ちだった」。3球連続のファウルで2ストライクと追い込まれた5球目、直球を中前にはじき返した。今季初安打は、開幕からのカード連続負け越しを「5」で止め、今季2度目の逆転星となる決勝打となった。

 開幕からつまずいたのは、予想外だったに違いない。それでも、赤ヘル自慢の絆は消えなかった。日南春季キャンプインの前日、選手会長の会沢を中心に菊池涼、大瀬良ら投打の中心人物が集まった食事会で誓い合った。「いいときも悪いときもあると思うけど、ここに集まったみんなで引っ張っていこう!」。不平不満は胸の内にしまい、菊池涼はこの日2打点とバットに思いを乗せた。

 7回には代打・西川がチーム30イニングぶりの適時打となる三塁打を放つなど、打線を活気づかせた。緒方監督も上昇気配を感じ取った。「(石原が)よう打ってくれたよ。打線が集中力を持ってできていることが、今日につながった。これをきっかけにやっていくだけ」。まだ17試合を終えただけで下を向くには早すぎる。逆襲を告げる「逆転のコイ」が熊本に現れた。(河合 洋介)

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2019年4月18日のニュース