大谷 初回いきなりタイムリー 球宴MVP男さすがの一振り

[ 2016年7月19日 05:30 ]

<日・楽>初回1死一、三塁、適時打を放つ大谷

パ・リーグ 日本ハム3―1楽天

(7月18日 札幌D)
 疲れを感じさせない。日本ハム・大谷が初回、1点先制後の1死一、三塁で右前適時打。則本のフォークをうまく拾った。

 「真っすぐを待っていたけど、良いところに抜けてくれた」。楽天内野陣は定位置よりやや前寄り。だが、一塁手・銀次はけん制に備えてベースに付いており、一、二塁間が空いた。「走者が一、三塁だったので。二、三塁だったら捕られていた」と振り返った。

 前半戦最後の登板で右手中指のマメをつぶし、球宴には打者で出場。球宴では第1戦ホームランダービー優勝、第2戦MVPに輝いた一方、栗山監督は「球宴の時は(状態が)良く見えなかった。疲れている」と言う。試合前には負傷後初のキャッチボールを行ったが、見守った黒木投手コーチは「本人しか分からないがもう少し(様子を)見た方がいいかもしれない」。後半戦最初の先発が予定された24日のオリックス戦を回避する可能性が高まっている。

 リスタートの一戦で快勝。首位・ソフトバンクが敗れ、ゲーム差を5に縮めた。「きょうはみんな食らいついて勝つ気持ちが出ていた」と大谷。逆転Vへのキーマンが、まずはバットで勝利に導いた。 (柳原 直之)

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2016年7月19日のニュース