【山形】“山形中央のイチロー”がV打で4強進出

[ 2016年7月19日 05:30 ]

<山形中央・九里学園>4強進出を決め、応援席にあいさつする鈴木一(右端)ら山形中央ナイン

第98回全国高校野球選手権山形大会準々決勝 山形中央9―4九里学園

(7月18日 荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた)
 「山形のイチロー」こと山形中央の鈴木一朗主将が決勝打を放ち、7年連続の4強に導いた。4―4の同点に追いついた直後の8回1死二、三塁。外角高めに浮いた変化球を左前へ。それまで4打数無安打と振るわなかったが「切り替えて打席に入ることができた。何とか食らいついて1点取りたかった」と胸を張った。

 マーリンズ・イチローと同姓同名の内野手。「本家」のようなルーティンは特にないというが「誰よりも練習して野球に懸けているところは凄い」と憧れの存在だ。14年夏の甲子園では当時1年生でただ一人ベンチ入りし、1回戦・小松戦ではスタメン出場した。「(経験者が)自分だけの甲子園にしたくない。今年勝って行きたい」。強いリーダーシップで2年ぶりの聖地へけん引する。 (原田 真奈子)

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