【それぞれの夏】相模向陽館 夏初勝利ならずも「声を出して野球するのが楽しかった」

[ 2016年7月19日 15:38 ]

<相模向陽館・湘南>相模向陽館の(左から)ニサル、シャー、ハタダ、東恩納

第98回全国高校野球選手権神奈川大会2回戦 相模向陽館0―12湘南

(7月17日 大和)
 1点も奪えずに、無念の5回コールド負け。創部5年目。この夏も悲願の初勝利はならなかった。

 16人の部員の中には、パキスタン出身のエース・シャーをはじめスリランカ出身の4番・ニサル、日系ブラジル4世のハタダ、日本生まれでアルゼンチンと日本のハーフ、1年生のエステバンの4人が名を連ねる。同校は午前・午後の部に分かれる定時制。全員が一緒に練習出来るのは1日に1時間20分しかない。アルバイトで部費などを稼ぐ部員もいるなど、決して恵まれた環境ではない中でも真剣に野球と向き合ってきた。

 「今日は負けてしまったけど、チームで声を出して野球するのが楽しかった」と4人は声をそろえて笑った。将来、シャーとニサルは車の整備士、ハタダは通訳か建築関係の仕事に就くことを目指す。1年生のエステバンは来年以降に同校初勝利を目標に掲げた。本屋敷隆裕監督は「周りの人に支えられていることを忘れずに、これからの長い人生を頑張ってほしい」とエールを送った。(藤原 諄也)

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