萩野「ショック」代表基準タイム届かず 0秒53届かず準V 

[ 2019年9月15日 05:30 ]

茨城国体・競泳成年男子200メートル個人メドレー ( 2019年9月14日 )

成年男子200メートル個人メドレーで2位に終わった萩野
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 茨城国体の競泳が14日、ひたちなか市内で行われ、成年男子200メートル個人メドレーに萩野公介(25=ブリヂストン)が出場した。シンガー・ソングライターのmiwa(29)と結婚判明後の初レースは予選が2分0秒44、決勝が1分59秒76で2位。ノルマに掲げた日本代表候補入りの基準タイムに0秒53届かず「ショックはあります。結果を受け止めなきゃいけない。最後のクロールに入った時に体が動かず“あちゃちゃちゃ”と思った」と唇をかんだ。

 今冬には第1子が誕生予定。予選後には結婚判明後初めて取材に応じ、「力を得た。まずは競技を全力でやることを第一にして、もちろん家族も大切にしながら20年を目指したい。家族の支えを糧にしたい」と意気込んで臨んだが、思い通りの展開にはならなかった。

 16年リオデジャネイロ五輪400メートル個人メドレーの金メダリストはモチベーション低下を理由に一時競技を離れ、8月上旬のW杯東京大会で約半年ぶりにレース復帰。今大会を完全復活への足掛かりとしたかったが、2大会連続の五輪金メダルへ険しい道が続く。15日には100メートル背泳ぎに出場予定。基準タイムを切れなければ、国立スポーツ科学センターの練習施設を使用できないため、強化計画の変更を迫られる危機に陥る。

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2019年9月15日のニュース