紀平、こだわり戦闘服でV発進 全ジャンプ着氷 フリーもトップ

[ 2019年9月15日 02:30 ]

フィギュアスケート オータム・クラシック第2日 ( 2019年9月13日    カナダ・オークビル )

表彰式で笑顔を見せる(左から)メドベージェワ、紀平、イム・ウンス(撮影・小海途 良幹)
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 女子SP首位の紀平梨花(17=関大KFSC)がフリーでも145・98点でトップとなり、合計224・16点で今季初戦を優勝で飾った。全7本のジャンプを力強く着氷。優勝へのこだわりを込めた新衣装で、成長を見せた。また、次戦で4回転サルコーに挑戦する意向も示した。

 最高の滑りだしだ。演技終了後、右手を天に突き上げた紀平からスマイルがはじけた。SPに続きフリーでもトップを譲らず、平昌五輪銀のメドベージェワ(ロシア)らを抑えて頂点に立った。「凄くうれしかった」と実感を込めた。

 フリーは、世界平和をテーマにした新プログラム「インターナショナル・エンゼル・オブ・ピース」。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)―2回転トーループをクリーンに成功。続く単発のトリプルアクセルは回転不足の判定だったが、こらえて降りた。この日の公式練習は、本番とは別のリンク。表面が硬い氷に感覚を狂わされた。浜田美栄コーチから「助走スピードだけ気をつけて」と助言を受け、重心を後ろに修正。全7本のジャンプに着氷し、「ベストなアクセルを2本跳べた」と手応えを口にした。

 シニア2年目。伸び悩みや、下からの突き上げを感じることもあるという。紀平はエメラルドグリーンの新衣装に決意を込めていた。当初、装飾用の石は銀色だったが、「金に替えてください」と自らオーダー。「銀よりも金が好き。気持ち的にも金を目指そうと思える」。こだわりの戦闘服で、まずは1勝をゲットした。

 オフには2週間のスイス合宿を行い、ピラティスやバレエで体幹を鍛えた効果も出た。試運転も終え、次戦のジャパン・オープン(10月5日、埼玉)で、4回転サルコーへの挑戦を期す。「次の試合までに、本気で4回転を入れるつもりで練習したい」。さらなる飛躍へ、ギアを上げていく。

○…紀平に強力な援軍がついた。今大会から、日本連盟の専任トレーナーとして浅田真央さんらを見てきた加藤修トレーナーが同行。浅田さんの時代と同じように、ケアだけでなく本番へ向けてのタイムスケジュールなども伝えている。紀平のトリプルアクセルについて同トレーナーは「(浅田さんより)紀平の方が男性に近い。股関節が強くて筋肉質。回転が速い」と分析した。

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