玉ノ井親方評論 貴景勝は今場所一番の相撲内容、右足にも力が入るようになった

[ 2019年9月15日 20:08 ]

<秋場所8日目>御嶽海(左)を押し出しで破った貴景勝(撮影・郡司 修)
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 貴景勝は休場の原因になった右足にも力が入るようになった。御嶽海戦は立ち合いで低く当たり、もろ手で相手の体を突き起こすようにして前に出た。地力のある優勝経験者に反撃のスキを与えず、あっさりと押し切った。それだけ立ち合いの当たりに威力があったということ。何より、相手より低い姿勢で当たっていたのが良かった。今場所一番の相撲内容と言っていいだろう。

 御嶽海は5月の夏場所で右膝のじん帯を痛めた時の相手。だが、貴景勝はそのことを意識するというよりも、6日目、7日目と2連敗していたため、気を引き締めて取ろうという気持ちだったはずだ。

 8日目までの相撲を見る限りケガの影響は気にしなくていいように思える。多少、足がそろってしまう場面もあるが、御嶽海戦はすぐに右足が出ていた。あすからの後半戦も、この日のような相撲を取っていければ、大関復帰にも大きく近づく。そのためにも早くあと2番勝って、まずは勝ち越しを決めてもらいたい。今場所は波乱続きで先の展開が読めない。全勝の隠岐の海といずれ対戦することもあるだろう。精神的には追う立場の方が楽。貴景勝にはチャンスが巡ってきている。(元大関・栃東)

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