木津、世界へ通ずる剣の道 培った「間合い」で相手の隙を瞬時に仕留める

[ 2019年9月15日 05:30 ]

剣道で学んだ「間合い」が武器の木津(撮影・篠原岳夫)
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 ラグビー日本代表は14日、東京都内で屋外練習を行い、FW最年少のプロップ木津悠輔(23=トヨタ自動車)がW杯本大会出場に意欲を示した。6日の南アフリカ戦では左右プロップ計5人で唯一のメンバー外。右プロップは3人が選出されており、ジャージーの確保は簡単ではないが、中学時代まで取り組んだ剣道で磨いた間合いを生かしたタックルでアピールを続ける。

 南ア戦はスタンドから見守り、4日間のオフはモヤモヤを抱えたまま過ごした木津。冒頭15分が公開された屋外練習では、はつらつとした表情でウオーミングアップのアクティビティーなどに取り組んだ。練習後、精かんな顔つきで出場への意欲を語った。

 「3番は3人いて、W杯スコッドに入ったが試合に出られる確証はない。開幕前も開幕してからもチャレンジする姿勢が大事」

 6日はケガから復帰した具が先発し、ヴァルがリザーブから途中出場。スクラムでは世界屈指の相手に互角以上に組むなど及第点以上のパフォーマンスを発揮したことから、順当ならこの2人が20日の開幕ロシア戦でも選ばれる公算が大きい。ただ、スクラム練習では2人に負けない力量を発揮しており、「自分も組めると自信になった」と言い切った。

 木津のもう一つの強みがフィールドプレーだ。ボールキャリーとタックル、2つの基本プレーに生きているのが中学時代まで励んだ剣道で培った間合い。「剣道で(打つときに)一歩踏み込むように、ラグビーも踏み込んでタックルに行く。通じるものがあるのかなと思う」。瞬時の判断で相手の隙を突いて仕留める動作は共通項が多い。2段の腕前は競技開始から8年で代表入りを果たした原動力にもなっている。

 地元の大分県由布市にある商店街「花の木通り」や、市役所や公民館、出身の由布高では、W杯代表入りを祝う懸垂幕が飾られているという。「大分の方も応援してくれていると感じる」と木津。地元での日本戦はないが、故郷の期待に応えてみせる。

◆木津 悠輔(きづ・ゆうすけ)1995年(平7)12月2日生まれ、大分県出身の23歳。中学までは剣道に励み、由布高からラグビーを開始。天理大では全国大学選手権4強。18年にトヨタ自動車入り。代表3キャップ。1メートル78、113キロ。

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