奈紗、国内メジャー3勝目王手!唯一の3日連続60台で堅首

[ 2019年9月15日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第3日 ( 2019年9月14日    チェリーヒルズGC=6425ヤード、パー72 )

観客の声援に応える畑岡(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 世界ランク9位の畑岡奈紗(20=森ビル)が7バーディー、1ダブルボギーの67で回り、通算13アンダーの203で単独首位をキープした。67で回った2位の吉本ひかる(20=マイナビ)とは2打差。出場選手唯一の3日間連続の60台と安定感を発揮した。16、17年の日本女子オープンに続く、国内メジャー3勝目に王手をかけた。

 3月以来今季2度目の日本ツアー。ぐんぐんとスコアを伸ばす畑岡を見た男性ギャラリーがつぶやいた。「やっぱ、アメリカ帰りはちゃうなあ」。出場選手唯一の3日間連続60台。日米通算7勝目にリーチをかけた。

 「ティーショットも安定していたし、アイアンショットも距離感が合っていた。良かったと思います」

 1打差首位からスタートすると、1番パー4で第2打をピン手前1メートルにつけてバーディー発進。ここから7バーディーを奪い、通算15アンダーまで伸ばした。16番でグリーン左奥ラフから「ロブショット気味に上げて打とう」としたアプローチが“ダルマ落とし”に。ここでダブルボギーを叩いたが、スコアを落としたのはこのホールだけ。出場選手トップのパーオン率89%が安定感を物語る。

 同世代の活躍に刺激を受けている。全英女子を制した渋野をはじめ、2位につける吉本も同じ黄金世代。オフで休んでいる時も、ふと「他の人は練習しているのかな」と思うときがあるという。「一番になるには一番努力しなくちゃ」。ホールアウト後には練習場に向かい、ロブショットをはじめとした調整を行った。コースを後にしたのは最後だった。

 優勝となれば、宮里藍さんの27試合を更新する、日本人史上最短の17試合目での国内獲得賞金1億円突破。さらに、20歳での国内メジャー3勝目は最年少記録となる。黄金世代の旗手は「守りに入らず、攻めます」と言葉に力を込めた。

続きを表示

この記事のフォト

2019年9月15日のニュース