「パリでも金、やっパリ金」柔道代表選手に谷亮子が金言でエール　記念撮影中に泣き出す選手も

講演後、記念撮影に応じる谷亮子さん（右）と阿部詩
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　合言葉は「パリでも金、やっパリ金」だ！柔道女子48キロ級で五輪5大会連続メダルの谷亮子さん（48）が30日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターでパリ五輪女子代表選手らを対象に講演を行った。引退後、同様の場を設けるのは初めてで、開幕まで3カ月を切った本番へ、後輩たちに金言を授けた。

　身長1メートル46と小柄でも発するオーラは圧倒的だった。阿部詩が「凄くオーラがある方」とのけぞれば、同じ48キロ級で谷さん以来の五輪金を目指す角田夏実も「テレビの人」と圧倒された様子。谷さん自身は「力になりたかった。目標が実現できるように応援している」と笑顔だったが、中には記念撮影に泣き出す選手もいたほどだ。

　五輪を想定して一日を過ごすこと、表彰台では次の目標を立てることなど具体的な助言も授けたが、最後は現役時代に有言実行した「田村で金、谷でも金」になぞらえて「パリでも金、やっパリ金」とエール。どんな状況でも“やっぱり”期待に応えた自分のように、後輩たちの活躍に期待した。　（阿部　令）