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GK権田修一「僕自身がもう1つやらないといけなかった」 PK戦止められず…4年後へ成長誓う

[ 2022年12月6日 03:40 ]

W杯カタール大会決勝トーナメント1回戦   日本1―1クロアチア(PK1―3) ( 2022年12月5日    アルジャヌーブ )

<日本・クロアチア>PK戦で敗れガックリの権田(中)(撮影・西海健太郎)
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 FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦で、日本は前回大会準優勝のクロアチアにPK戦の末に敗れ、史上初の8強入りはならなかった。延長を終えても1-1で決着がつかなかった死闘。GK権田修一(33=清水)はPK戦で、輝きを放つことはできなかった。

 クロアチアに2人続けて決められ、3人目はポストに当てて外れたものの、後がなくなった4人目を止めることができず、勝負は決した。

 「悔しさが大きいですね。僕らはベスト8を目指していたので、僕自身がもう1つやらないといけなかった。そこの差だと思う。日本のGKとしてレベルを僕だけじゃなく全体として上げていこうと改めて決意した。この4年間もできる限りのことをやってきたつもりだが、これでも足りなかった現実がある。また4年間、明日から1日1日を大事にして、4年後ベスト8、ベスト4いくためのGKになれるように、しっかり成長していかないと思う」と前を向いた。

 1次リーグでは神セーブ連発でドイツ、スペインからの大金星に大貢献。「大会を通じて落ち着いてできるところもある」と確かな手応えを口にしていた。

 日本サッカー界の新たな伝説を作るためのクロアチア戦は、日本時間6日に行われた。決戦前日の練習後、権田は「祝日になったらいいですね。勝ったことで日本の歴史が変わった日ということで『サッカーの日』と…祝日にはなりませんね」と笑う一方で、「歴史が変わる瞬間は、理想は祝日にというのはみなさんが全力で言ってください」と話していた。

 史上初の8強入りには届かなかったが、1次リーグでドイツ、スペインを撃破したこれまでの戦いは、見る者の記憶に永遠に刻まれた。

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