鎌田「サウナでダラダラ」威信回復準備整った　オフでも汗かいてリフレッシュ

FIFAワールドカップ（W杯）カタール大会

練習に汗を流す鎌田（撮影・西海健太郎）
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　心も体も整った。ドーハ入り後2回目のオフだった2日に鎌田が向かったのは宿泊施設内にあるサウナだった。「サウナに行ってダラダラしました。一日、サッカーを忘れた」とリラックスした表情。戦術の落とし込みに時間を費やした3日の練習は「おかげで今日はコンディションが良かった」と抑揚を抑えた声で次戦を見据えた。

　攻撃的な選手としては唯一、1次リーグ全3試合で先発。FIFAによる個人データでは総走行距離（31・83キロ）、スプリント回数（144回）、プレッシング回数（180回）、パスを受ける動きの回数（199回）の4部門で森保ジャパントップ。「自分はもっとできると思うし、できないとダメ」と得点に直結する数字が残っていないだけに満足はしていないが、攻守における貢献度は高い。

　「1点を取れば全てが変わる。W杯は結果が全て。結果で変えられる。僕の力や能力に疑いは持っていない。1試合プラスでできるのは良いし、チャンスがきて決められれば」

　所属するEフランクフルトでも結果が出ない流れの時は「オフに何もしない」ことでリセットしているという。サウナで汗を流して1次リーグのつき物も落とした。個よりもチーム優先。そう強調するが、クロアチア戦では“王様”の威信回復に期待ができそうだ。