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吉田麻也 目に涙をため15秒沈黙後「毎日…毎日…この壁を乗り越えるために…悔しいですね」

[ 2022年12月6日 03:15 ]

W杯カタール大会決勝トーナメント1回戦   日本1―1(PK1―3)クロアチア ( 2022年12月5日    アルジャヌーブ )

<日本・クロアチア>PK戦で敗れガックリの(左から)南野、吉田ら日本イレブン(撮影・西海健太郎)
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 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦が5日(日本時間6日)に行われ、1次リーグE組1位の日本代表は同F組2位のクロアチアと対戦。延長戦でも決着はつかず、試合の行方はPK戦へ。日本は敗れて史上初となる8強入りに届かなかった。

 主将のDF吉田麻也(34=シャルケ)は、試合後のインタビューでは目に涙をため15秒以上うつむき気味に沈黙後、重い口を開き「みんなに感謝したいです。スタッフも、チームメートもファンの皆さんも、本当にたくさんの応援をありがとうございました。毎日…毎日…この壁をやぶるために4年間いろんなものを取り入れてチャレンジしてやってきたつもりだけど、結果が最後出なくて悔しいですね。多くの子供たちがこの試合を見てサッカーに夢をはせてときめいて、またサッカー選手になりたいと思う子達が増えて、その子達がいずれW杯に出てこの壁を破ってくれることを期待しています。自分もその日本の成長の一端を担えたなら、うれしいし、これからも続いていくと思うし、どんな形であれ貢献していきたいと思います」」と絞り出した。

 主将になって4年。吉田は常に日本代表のことを考えてきた。「間違いなく強くなっていると思う。本当に成長したと言えるのは結果を出した時。ロシアでかなわなかった景色を見たい」。前回18年ロシア大会では土壇場でベルギーに逆転負け。決勝トーナメント1回戦で姿を消した。「4年間、W杯でどう勝つか、戦うかを考えてきた」。主将としてけん引してきた4年間をクロアチア戦にぶつけたが、「W杯8強」という新しい景色を見ることはかなわなかった。

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