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クロアチア指揮官 日本は「素晴らしい対戦国」も「クロアチアを甘く見ていたかもしれない」

[ 2022年12月6日 04:15 ]

FIFA W杯カタール大会決勝T進出1回戦   日本1―1(PK1―3)クロアチア ( 2022年12月5日    アルジャヌーブ競技場 )

<日本・クロアチア>PK戦で勝利を飾り喜ぶGKリバコビッチ(左端)らクロアチア代表イレブン(ロイター)

  サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦が5日(日本時間6日)に行われ、クロアチアが延長1―1の末に突入したPK戦で日本を3―1で退けた。ダリッチ監督は試合後に「最後の15分で我々のミスを誘ってきた素晴らしいチーム。森保監督は素晴らしい監督で素晴らしいチームをつくり上げた。ドイツ、スペインを破った。ベスト8に進めなかったが、敬意を示したい」と日本を称えた。

 ダリッチ監督との一問一答は以下の通り。

 ――PK戦の末に勝利。

 「クロアチアがベスト8へ進むことをうれしく思う。日本の素晴らしいアプローチに尊敬を示す。素晴らしい対戦国だった。さまざまな問題に直面した。試合をコントロールしようとした。(前半)最後の数分でショートパスを出しチャンスをつくろうと思った。後半では違ったやり方を試した。そして個性も出した。日本がクロアチアを甘く見ていたかもしれない。ただ我々は国民性として最後まで粘り強く戦う。我々のGKは素晴らしかった。PKで素晴らしいセーブを見せた」

 ――GKの好セーブについて。

 「昨日PKの練習をした。素晴らしいセーブを彼が見せた。ですので今日PK戦にいった時、私は彼を信じていた。素晴らしいセーブをしてくれた」

 ――決勝戦に進めると思うか。

 「ボールの支配率も後半で調整した。後半戦で勝ち進んでいけること、そのレベルに達していることが証明できたと思う。ここで休み、そしてまたその先に進む権利がある。我々は素晴らしいハイクオリティーなチーム。次はブラジルか韓国。決して諦めずに戦い続けたい。そして夢を達成したい」

 ――モドリッチの世代は独立戦争を知っている。最後まで戦い続けることについて。

 「私がもしも選べるのなら韓国を次の対戦相手に選びたい。ブラジルが来るのならベストを尽くす。そして勝ちたい。(モドリッチらは)粘り強く諦めない世代。さまざまな痛みを体験した世代。クロアチアの代表選手は非常に誇りを持ち、ファンから信頼をもらい、明日を信じている。ロシアのW杯を経験した素晴らしい世代と18人の新しい世代がいる。新しいチャンスがまた来ている。私はいつも言っている。決してクロアチア人を甘く見るな、小国だが、信じている。そして神に守られている、と」

 ――日本の一番危険だった部分は。

 「一番危険なのはボールを失うこと。日本の選手のミスを誘う戦い方をした。最後の15分で我々のミスを誘ってきた素晴らしいチーム。森保監督は素晴らしい監督で素晴らしいチームをつくり上げた。ドイツ、スペインを破った。ベスト8に進めなかったが、敬意を示したい」

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