×

クロアチア・ダリッチ監督が恐れる「粘り強さ」 1次L3戦徹底分析「我々は1秒もリラックスできない」

[ 2022年12月5日 05:05 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会

グリーンカーペットで笑顔のクロアチアのダリッチ監督(右)とグバルディオル(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 クロアチアのダリッチ監督が4日、公式会見に出席し、日本に敗れたドイツ、スペインと同じてつを踏まないことを強調した。「日本はW杯優勝国を下した粘り強さがある。選手に相手を見下すなと伝えたし、我々は1秒もリラックスできない」と警戒した。

 ドイツやスペインが犯した“間違い”を防ぐべく、1次リーグの3試合を徹底分析した。対戦国を何度もピンチに陥れた日本のハイプレスについては「素晴らしいトランジションがあり、プレスが速いことも選手に強調した。5、6人でカウンターに来るのも分かっている」とニヤリ。日本が形勢を逆転してきた布陣変更についても「いろんなバリエーションについても考えている」と対策を講じている。

 前回大会では準優勝を経験。今大会で目指すのは優勝だとダリッチ監督は断言する。「人口400万人の小国だが、一歩一歩忍耐強く戦っていきたい。優勝を一番に望んでいる」と意気込んでいた。

 <決勝T日本―クロアチア見どころ>

 ☆ルール 90分で同点なら15分ハーフの延長戦、5人ずつのPK戦で決着。延長戦に入ると6人目の交代が認められる。累積警告は準々決勝終了後にリセットされる。

 ☆W杯対戦 両国にとって最多となる3度目の対戦で、日本の1分け1敗。98年大会はFWスーケルに決勝点を許し0―1。06年大会はFW柳沢が「急にボールが来たので」と、決定機を決められず0―0、当時20歳のMFモドリッチがW杯デビュー。

 ☆舞台 ドーハ近郊のアルワクラにあるアルジャヌーブ競技場。屋根の外観はカタールの伝統的な漁船をイメージした斬新なデザインで、両チームとも初めて使用する。

 ☆主審 米国のエルファス審判員が担当。ここまで主審を務めた2試合で警告計13枚。

続きを表示

2022年12月5日のニュース